松ヶ崎の家
京都市内の緑豊かな住宅地で、納戸をリビングに取り込む改修工事をさせていただきました。
天井は低く(低いところで1820㎜ほど)床面積も3坪弱ですが、そのコンパクトさを活かし、天井の高いリビングの一角にキュッと心地良い空間づくりを意識しました。
新たに設けたメインの開口部の外の緑に助けられ、無窓で暗かったリビングに気持ちのよい光が広がりました。この時期、窓の外には蛍も舞っているようです。
また良材にも恵まれ、チョウナやヨキなどの斧ではつられた名栗の壁留やブビンガの一枚板が味わい深く、全体的に杉の赤身で作られた空間のアクセントとなっております。
今後ますます育てていただけたらと思います。
主な造作材:杉赤身
カウンター:ブビンガ
壁留:名栗
壁:漆喰
床:杉厚板