防火構造
西院の現場
1階にサッシもつき、階段もできて、現場は終盤に突入。
現場は準防火地域で、敷地境界付近の開口部には防火戸、外壁・軒裏には防火構造が求められます。
開口部は主にアルミサッシですが、1階の通りに面しては木製サッシ(アイランドプロファイル製)を採用しています。
外壁は40mmの土壁(実際は耐力壁とするため70mm塗り)、軒裏は30mmの杉厚板であっさり問題なし。大してゴミを出すことなく、地震にも粘り強く、内部結露もしない優れた材料だと思います。
それら材料の性能や大工や左官の技術にプラスして、使い捨てにならないような設計ができればという思いです。
町を流せば優れた建築に囲まれる中、日々自分の無知さと向き合い、気が抜けません。